4月23日に業績予想の修正が出ています。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9202/tdnet/1956348/00.pdf
売上は予想に対して数%の減少となり、利益は赤字幅を10%程度縮小しています。大阪や東京に緊急事態宣言が出たばかりですが企業努力によって赤字幅を縮小したことが前向きに受け止められ、4/26株価は高騰しました。それにともないJR西日本など鉄道銘柄やHISなど旅行銘柄も合わせてコロナ後の需要を見込んで上昇したようです。しかし赤字幅は莫大な数字となり、ワクチンの普及によって状況は徐々に改善していますが、株価の上昇は一時的なものに過ぎずまだまだ厳しい状況は続きそうです。
赤字幅の縮小は業務改善やコスト削減による企業努力と財務の最適化によるもので、新しい収益モデルを得られたわけではないので早急な主事業の回復が必要かと存じます。改めて航空機はさまざまな業種を支えている事業であり、ここの回復が経済の回復への近道であることに間違いはありません。コロナ禍において業績が悪化して株価が下がってしまった銘柄が復調すると、在宅需要で業績が伸びた会社はその分状況が悪くなる(追い風が止まる)ので転換期は早急に見極めたい。ネットフリックスでも有料会員の成長が鈍化したことによって株価が暴落したため、在宅需要のスカパーなどは今回の決算は良い数字がでるかもしれないが来期予想は大変厳しくなるはずです。
ANAの前回の決算短信を見ると、流動資産の数字から決算の予想の赤字を受け入れるとかなり厳しい状況になるように見受けられます。一日でも早く状況が良くなるよう自分にできることを何かやっていきたい。
以上、よろしくお願いいたします。