ドラッグストアとしてコロナ禍でも業績は絶好調、緊急事態宣言中であっても生活必需品の提供元として営業しています。今の数値としてはPER が10倍以下、PBRが1倍以下で割安感があります。また業績は絶好調だが株価は下落を続けていて4/28は年初来安値を更新しています。
最新の第3四半期の決算では、前年との比較で増収増益となっていて、売上は微上昇、利益は30%以上の増加となっています。特にマスク需要や日用品の販売で急激に売上が伸びています。資産と負債においては時価総額が800億円、流動資産が2100億円、負債の合計が1960億円となっていて、小売店という業種もあり資産的な割安感はありません。コロナ禍前の業績(2019/04 - 2019/12)と比較しても資産と負債の増減に大きな差はないので、この状況下にあっても適切に利益を上げることができていると読み取れます。
コロナ禍におけるドラッグストアの追い風環境によって業績が伸びて、連動して株価も上がっていました。2021/04/28時点では業績は継続して伸びているが、追い風の環境が落ち着くと見越して、株価は2020/02と同等まで落ち着いています。5月に前期の決算発表がありますが、第3四半期の決算の数字からも、2月以降関東に緊急事態宣言が出ていたこともあり、前年を上回る業績が出るはずです。特に今期の予想の数字が重要になるでしょう。前年第1四半期の頭から最初の緊急事態宣言に入った事実があり、自社の絶好調の業績が比較対象になるため、予想と今期第1四半期の実績によって株価が大きく動くと見ています。
株価が大きく動くのはそのタイミングかと思いますが、仮に数字が悪かった場合であっても、株の数値的に割安なので長期的に見れば株価は上昇してくるはずです。またDX観点でデータ分析企業に出資して購買データの分析にテクノロジーを使うであったり、国内市場だけでなく外国市場にも見越した投資をしていて、それらが今後業績に反映できるのか注視します。5月の決算発表では株価が大きく動かないと見ているので、現在下落基調を慎重に見極めて投資していきたい。