カプコンに投資したい

家庭用ゲームソフトメーカーで全世界向けにヒットタイトルを多数抱えている。ソーシャルゲームに何度か投資を行なったがうまくいかずコンシューマで安定した利益を出している印象があります。これを記載中にアプリを検索してみたところロックマンなど自社IPの買い切りアプリをいくつかリリースしているようでした。(思い出す限りだと逆転裁判をプレイした記憶もありました)

https://www.capcom.co.jp/ir/data/explanation.html

まず第3四半期の数字を確認してみると、増収増益で2桁成長を維持しています。セグメントごとの売上はソフトウェアの販売は予想に沿って順調に伸びている一方でアミューズメント施設は外出自粛の影響で厳しい状況になっているようです。良い業績にも関わらず資産が一定額減っていますが、それ以上に負債が減っているので大変良いかと思います。

事業に関しては、前期話題になるゲームタイトルを複数発売してヒットを記録しました。バイオハザードは360万本、モンスターハンターワールド700万本、モンスターハンターの新作が600万本と当初の計画を上回る業績かと思います。

財務的には第3四半期時点の数字で計画に対して進捗率を前倒しで消化しているため、決算も手堅く予想を超えてくるでしょう。今期の計上となりますがバイオハザードヴィレッジの発売も控えていて、株価については前向きな情報かと思います。株価的にはPERが35倍、PBRが6倍というかなり高い数値になっていて割高であるため、素晴らしい業績が好感となり決算直後やバイオ発売直後は一時的に上昇するかもしれませんが、長期的には下落すると想定してます。当然ですが業績が伸びて、かつ、株価が現状維持することで妥当な金額になる可能性もありますが、在宅需要で追い風の前期業績を、在宅需要が減る今期の業績が超えるのは困難ではないかと思ってます。

また、年末から年始にかけてランサムウェアによる不正アクセスを受けた発表がありましたが、これによる業績への影響はほぼなかったように読み取れます。説明資料にも特に記載がなく株主総会でも進捗の遅れに関する質問はあったが特に影響なしと判断しているように感じました。第3四半期の決算時点ではまだ調査中で次の決算で詳細の報告が出るかもしれません。

時価総額が9000億円で、通期の売上が1000億円のため、いくら在宅需要銘柄で利益率が20%弱といっても株価が高騰しすぎではないかと思っております。。前期素晴らしい業績で決算も期待できることと、今期もメジャータイトルの発売が控えていますが自分は投資できないですね。。

以上、よろしくお願いいたします。