ソフトバンクに投資します。投資会社ではなく携帯電話事業者の方です。
決算
https://www.softbank.jp/corp/ir/documents/financial_reports/
第3四半期 決算短信
推移
期 | 売上 | 営業利益 | 四半期利益 |
2021年3期Q3 | 3,807,035 | 841,583 | 485,498 |
2021年3期Q2 | 2,428,427 | 589,605 | 346,668 |
2021年3期Q1 | 1,172,644 | 279,947 | 168,129 |
2020年3期Q4 | 4,861,247 | 911,725 | 506,668 |
2020年3期Q3 | 3,617,960 | 795,127 | 469,165 |
2020年3期Q2 | 2,373,104 | 551,964 | 346,581 |
2020年3期Q1 | 1,164,856 | 268,858 | 172,616 |
決算の推移を見るとZHDや、携帯電話事業、固定回線が続伸して増収増益となっています。
財務
2020年3期Q3と2021年3期Q3で比較
貸借は、流動資産が1300億円程度増え、負債が800億ほど増えています。増えている負債は主に有利子負債です。Q3の3ヶ月の利益は、決算の通り利益は160億円ほど増えていて、それに伴って販売費など経費も微増しています。継続して4000億円以上の利益を出し続けていますが、有利子負債が5兆円あり、Q3の中でも1000億程度増えています。キャッシュフローを見ても、利息が1兆円を超えているためここの縮小をまず対応してほしいですね。高配当銘柄で4000億を配当に配っていることも原因の一つではないでしょうか。
事業
携帯事業は顧客対応に重きをおいたソフトバンク、オンライン完結のソフトバンク on LINE、学割を使えるY!mobileの3ブランドで運用していき、他キャリアは有料で低価格プランのサポートサービスを提供しているが、明確に区別するのはわかりやすくて良いかと思います。携帯電話事業は1年で100万契約増、固定回線事業は45万契約増で好成長しています。ZHDとの事業連携も含めて、ECのオンラインオフライン連携など次世代の事業ビジョンを聞くと勢いを感じますね。
主要事業の契約数
銘柄 | 契約数 |
携帯電話 | 3600万 |
固定回線(ソフトバンク光) | 800万 |
固定回線(YBBwith光) | 700万 |
楽天モバイルが300万回線を突破したと発表していましたが、3キャリアとはまだまだ差があるため、改めて長期的な競争になると認識しました。携帯電話事業や回線事業は楽天グループの1年無料施策があるにもかかわらず好調に推移しています。
統括
ソフトバンクが扱う事業はいずれも好調で数字も成長していて、ZHDなど連結企業など既に通期決算が出ているものも好調に推移しているため、今期も手堅く成長してくることが想像できます。今後はグループ内の事業を結集して、内輪で金を回すスピードを早めていくのが大変重要かと思います。そのためにはフットワークを軽くすることが大変重要であるため、利益効率を高め、ほんの少しでも負債を減らしていける体制を作ってほしいですね。投資対象としては、3月末の配当権利落日の終値が1500円弱であり、9月末の中間配当落日までにそこを目指して進んでいくのではと思っております。
通期の決算では増収増益で着地すると思いますが、楽天モバイルの本格的な稼働開始もあり、今の株価は大きく動かないと思っています。後4ヶ月掛けて100円程度あげる見通しになります。
以上、よろしくお願いいたします