NTTとスカパーJ、宇宙でデータ処理 電力消費削減
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC195FL0Z10C21A5000000/
風力発電施設など僻地にあるものを、IoT機器を使って情報取得すると通信の中継設備が必要となりコストが掛かります。そこで衛星経由であれば低コストで通信を実現できるという内容です。まだスカパーからIRが出ていないので日経のいさみ足記事の可能性もありますが、衛星を有効活用できる事業かと思います。
これをモデルケースとして、お互いに相乗効果で業績が伸びれば衛星保持数、参入障壁など考慮すると、スカパーにとってすごく希少な市場有利性があり将来の利益額が見えると思います。すでにPTSにて株価が高騰していますが、2022年から実証実験開始、2026年サービス開始という見通しなので利益が積み上がるのはまだまだ先です。先月末、メディア事業に巨額投資する方針を見た瞬間損切りしたのは早過ぎたかもしれませんが、数週間で評価するのは早過ぎますし、数年ごとに定点観測したいと思います。
現状、IoT機器の通信可能範囲はせいぜい500M程度までですが、技術の進歩によってさらに長い距離の通信が可能になれば、衛星を経由しなくても中継設備不要で、低コストで通信できる世界がくるかもしれません。世の中の通信に関する標準、流行、新技術は引き続き注視していきます。
以上、よろしくお願いいたします。