マクドナルドQ1決算

マクドナルドのQ1決算を確認します。次の決算は6月末です。

決算

進捗推移
https://tyn-imarket.com/stocks/search?query=2702

自粛と在宅需要で店舗型の飲食店には大逆風の中増収増益は衝撃でした。さらに2020年12月期Q1と比較して利益が20%成長しています。

財務

資産は現金が大幅に減少しています(911億→829億)。それ以外の資産はほぼ横ばいとなっています。負債は未払い金が大幅に減少しています(288億→249億)が特に問題ないです。利益は前期と比較して大きく動きはありません。特に注目すべきは、この規模であっても借入金がほぼないことで、返済や利息もかなり少ない状態で素晴らしいです。

事業

自分の近くの店舗ではいずれも昼夜問わず人で溢れていることと、ウーバーイーツや出前館のアプリランキングでも常に1位です(複数の店舗があり1〜3位を独占している)。店舗のキャパは減りましたが、その分デリバリーとモバイルオーダーを育てた結果が増収増益に繋がったと思います!新商品はいずれも好評で、自分もちょいマックやバリューランチを何度か利用しました。

統括

この状況下でも業績を伸ばしていて、ワクチンの普及や景気の悪化など時流が変わっても、業績が減速するリスクは特にないかと思います。ゴミ削減事業としておもちゃの回収と再利用や、小学生の防犯グッズなど、業績に現れない事業にも力を入れていて心強いです。

飲食業において売上3000億で利益率が10%を超えているのは驚異的ですし、伸びしろのあるデリバリー事業も日本全国都道府県で開始できていない状況のため、まだまだ業績は伸びると思います。長期間経営して日本人に親しまれ、業績悪化や、従業員の不祥事も経験済みで、リスク認識にも抜かりがなく好感ですね。

株価はPER32倍で割高、今のところ今後大幅に利益が増える見込みがないため投資は難しいです。6月末は配当の権利落日に向けて株価と信用売残が大幅に増えていく傾向があるため、権利落後下落率をみて全力投資も検討します。

以上、よろしくお願いいたします。