投資進捗 10,620,000(+220,000)

進捗推移
日経平均が100近く上がりましたが自分の保持株は軒並み下落しています。他の投資で少し含み益があったので20万円ほど増資しました。アメリカ市場も指数で見ると0付近を上下していて、急騰を期待できない地合いになってます。先程アメリカ市場が始まりましたが今日も似たような地合いですね。

今日大きく値上がりしたイーブックジャパン。先日決算を読みました。

https://corp.ebookjapan.jp/ir
LINE Digital Frontier株式会社との業務提携に関するお知らせ

上昇したのは上記のニュースによるものです。LINEマンガは業界の上位(いつもキンドルが1位で、2〜3位にいるイメージ)、イーブックは10位くらいの印象でした。前回イーブックの決算を読んだ時「成長業界の2桁成長企業に対して安すぎる評価」と書いてました。それにLINEマンガとの提携と業務の受注が入ったので、高騰したようです。

冷静に考えると、イーブックは出版機能を持たないため、利益率が非常に低く、評価は妥当だったようにも思います(売上は立つけど、電子書籍提供者に大半の収益を払うためほぼ残らない)。ヤフーからの誘導、LINEからの誘導、ソフトバンクとペイペイのポイント攻勢など、これで勝てなかったらどうやって勝つのか?というくらい周りの支援による追い風が吹いてます。

前回の決算記事でも書きましたが、勝負は周りの環境ではなく、電子書籍のコンテンツ力で決まります。イーブックは他の事業者と比較してコンテンツ力は出遅れているため、早期に方向性を再認識してそこに注力して欲しいですね。

このニュースと同時にメディアドゥが急落しました。LINEマンガの電子書籍取次していた事業者で、イーブックとの提携によって売上が大幅に下落すると懸念のようです。(メディアドゥの決算短信によると最新通期売上は835億、LINEマンガの取り扱い分は137億となっています)

決算の中に出ていた「電子書籍取次」って何と思いましたが、ようはメーカーと小売の間にいる卸のような仲介業のことでした。ゲームウィズとか書籍販売と関連のない事業者が電子書籍サービスを提供してましたが、このような仕組みがあるから参入の敷居が低いんですね。

(参考)電子書籍取次
https://www.jepa.or.jp/ebookpedia/201511_2714/

今後も大きく成長するであろう電子書籍市場も定点で注視したいです。