【取引振返】オクタ社(OKTA)の損切り体験

今年の取引を振り返っていたところ一番損を出したのはズーム社の-40万円でしたが、その次がオクタ社(以下「OKTA」)の-10万円でした。この取引もまさに「投資経験の短い人間にありがちなミス」だったので紹介したいと思います。

概要

買い 8/03 50株 $247
売り 8/20 50株 $227
損益 -$1,018

株価の推移

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2021/08は月の大半が調整期間で特に成長株が大幅に下落していましたが、調整の入り口で買い、出口直前で売っている非常に悪い取引でした。OKTAの決算は9月頭予定で、前回決算で数字は悪くなかったが大幅に下落しました。Auth0の買収も終わり、決算の数字が期待できると見越して先行着手したところ調整に見舞われました。

下落しているのはOKTAだけでなく指数も下落していたので、市場全体の調整だと理解はしていましたが毎日動かない含み損に冷静さを失って売ってしまった反省点の残る取引です。株価の推移を見ていただければわかる通り、売った翌日から決算に向けて大幅に反発していますので、もう少し楽観的に考えられていればと思っていました。結果としてこの損失を取り戻すために、直後のZM決算スケベ買い、さらに損失が拡大するところまでが反省の1セットです笑。

当時はOKTAに特に後ろ向きなニュースもなく、長期金利も低く安定していたので、いずれは戻すと考えていました。しかし、含み損してホールドするより、他の銘柄に投資した方が良いか?と損切りしました。著名投資家が言っていた「株式投資はせっかちな人から冷静な人にお金が動くしくみになっている」をまさに体験しました。

全然別件ですが

当時自分はOKTAとCRWDとZSを並べてどれに投資するか?悩んでいました。ZSの同じ時期の株価推移が以下です
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ご存知の通りOKTAとCRWDは8月から株価もほぼ横ばいに対して、ZSは1.5倍まで伸びています。ZSもOKTAもCRWDも勤務している会社で利用していてそれぞれ提供している機能は異なりますが、ZSは外部への通信を制御/記録する監査色の強いSaaSだと思います。リモートワークだと通信の暗号化が課題になる場合、ZSを導入することで対応できるので作業効率を考えるとコスパは良いですよね。ただ通信の出口はZSのSaaSを使っている企業が共有する仕様らしく、そのあたりの制御は別の仕組みを使う必要があります。

ZSは調整においても、出来高はほぼ同じにもかかわらずOKTAほど下落していないです。おそらく同じくらい売られていたにもかかわらず買ってる人がいたからでしょう。自分は調整時に下落した会社を買って反発の値動きで儲けようとしていましたが、成長が見込め得る株式は調整時に下落幅が小さいので、それを買いの基準にするのも良いかと思いました。