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過去何度か決算で取り上げましたが、荒川化学工業(以下「荒川社」)を新規購入しました。
株価の推移
直近の決算において予想よりも良い数字が出ていて、まだ通期の上方修正が出ていません。前期の通期決算において関連施設の除却費用を利益の一部と充当する予想であったため、かなり弱気な数字でした。
今期はQ1が大幅に業績が良く、例年の2倍以上の利益が出ていて、Q2でもその流れを維持しています。業績の数字としては2019年3月期とほぼ同等で、過去荒川社が継続成長していた時のピーク時の数字まで戻して来ています。
横ばいまで戻してきたので、次の決算でその数字を維持できるか?あるいは続伸できるか?が非常に重要かと思います。2018年03期をピークに近年は減速傾向にあったため、底から順調に加速できていると思って買いました。
この会社は中国への比重が重くそれも懸念の一つですが状況は継続注視していきたい。それらの懸念があって、Q2終了時点で利益の進捗率がほぼ100%に達しているにもかかわらず、通期の業績を上方修正しない理由かと思います。
またベトナムに新規工場を建設していて2021年中に稼働して売上が上がる見込みだがベトナムのコロナ事情であったり、千葉の設備償却費など研究費を120億円見込んでいて、Q3/Q4はそれらの計上があるため、どれだけ利益が上がるか?今のところ読めません。
新施設の稼働など見越して投資しましたが、不確定要素が多いことと、ちょうど買った直後にアメリカ市場の長期金利が大幅に上昇したため、ある程度の下落は覚悟しないといけないかと思います。今後継続成長を見込める会社として、まずQ3の決算が出るまで関連のニュースや事情を注視します。