2022年2月の投資戦略

直近ではアメリカ株の指数が下落トレンドに入っていて日本株もそれに追従している状況です。特にアメリカはインフレが進行して今後は短期的な金利の上昇が控えています。

このようなインフレの局面では、割安で、提供価格を調整しやすい石油関連株が投資対象としてあげられます。またロシアとウクライナ間の戦争懸念によるエネルギー供給の問題によって、関連の価格が大幅に上昇していることも追い風になっています(ヨーロッパのいくつかの国はロシアからエネルギー資源を買っているが、戦争が始まるとロシアに対して経済制裁としてエネルギー資源を買わない対抗策に出ると発信が出ています)。

関連企業では有名なXOMなど大幅に上昇していて、いくつかの銘柄は出遅れて今後上昇が見込めるものもあります。インフレはしばらく続く見込みですが、国際紛争の状況によってはエネルギー資源の価格が上にも下にも動く可能性があるので、ある程度株価が上がれば早めに売り抜けることを前提に動いていきたい。売るかどうかはPERを基準に判断します。

国際紛争関連で最近新聞などで盛んに報じされていますが、ウクライナとロシアは穀物の輸出国で、経済制裁を行う場合は小麦やトウモロコシなどのロシアからの輸出が止まるのでは、とも言われています。そうなることを見越して穀物関連株も上昇トレンドにあるようです。
www.nikkei.com

これらも国際紛争の結果によってどうかるかわからないので短期的な目線で判断する必要があります。

結局のところ金利が上昇する局面において、セクター問わず業績が悪くなる懸念があるため、情勢を見て短期的に追い風が吹くセクターの主力銘柄に投資するのが一番良いと思っています。

2022年2月においては、日本市場は配当権利落日を見越して高配当株の株価が伸びるので、そこを取る目的で低PERの地方銀行銘柄(トマト銀行)に投資しています。アメリカ市場ではインフレや国際紛争懸念で出遅れている石油関連銘柄(CLR)に投資しています。

投資銘柄

銘柄 購入価格 購入株数 現在価格 損益額 損益%
トマト銀行 1,070 1,500 1,098 +40,825 +2.5%
CLR $55 300 $59 +$1,340 +8.1%

トマト銀行は直近の決算が良かったこともあり3月中旬までに1,200円までは伸びると見越しています(例年3月は1,200円付近が天井になっているため)。取得価格を下回った場合は追加で買い増しして、3月中旬のFOMCまでには全て売る見込みです。

CLRは2/14の決算前に$62を超えるようであればそこで売ろうと思います(PERの数値的に他の石油銘柄の天井よりも少し下の数字を基準にしました)。情勢は追い風ですが、外的要因で大幅に下に向く可能性もあるので早めに決断していきたい。

それ以外の銘柄で言えば、最近アメリカの旅行や航空機が上向き始めたのでDAL(デルタ航空)を注視しています。毎回上向いた直後に、新種(デルタ、オミクロン)が出て下落しているので、様子を見てタイミングを見極めていきたい。