www.cyberagent.co.jp
tyn-imarket.com
サイバーエージェントは日本のIT企業でゲームやTVなど主にメディアのサービスを展開している。株価は7/27時点で1,357円となり時価総額は約7000億円となっています。
数字としては増収減益となっています。3Q単体での前期比比較は以下の通り
3Q単体の比較(単位は百万円)
今期3Q 534,348 55,898
前期3Q 486,732 77,513
30%ほどの減益となっています。主にゲーム事業でイベントごとの季節支出を今期計上したことで利益幅が削減されたとのこと。とはいえ当初の予定通り売上高と利益は3Qでの進捗率75%を超えていて、前期の反動はあれど見通し通りのようにも読み取れます。
ゲーム事業においてウマ娘はアニメが終わったにも関わらず順調に推移して1500万DLまで来ています。積極的にCM展開も良くみます。武豊騎手やルメール騎手のCMはウマ娘のユーザーに対して効果的だったのかちょっと気になる。。
メディア事業では前期赤字額が大幅に減ったABEMAですが、今期もまた損失が拡大してしまったように見受けられます。とはいえ累計DL数が8000万を超えたり、巨大格闘技イベントなど、一つのコンテンツとして認知されているように思います。
また驚いたのがプレミアリーグがABEMAで注目試合をリアルタイムで放送することも発表となります。昔スカパーで視聴していて、ダゾーンに移ったがついに無料で見られる日が来るとは。。。
決算を見ると目新しいものはないものの、(この表現が正しいかわからないけど)安定収入が見込めるゲーム事業と、トップラインを伸ばすTV事業が結果を出しているので評価できると考えています。しかし、PERが27倍と割高なので、今の事実関係で投資するのは難しいですね。IT企業として投資フェーズではあるものの通期の売上(7000億)に対して利益(700億)の数字にもう少し上積みが欲しいです。
とはいえ、プレミアリーグやワールドカップなど全世界に対して世界中にユーザーがいるコンテンツを放送するということ事態が信じられないことですし!プレミアのシーズン中(2022年8月〜2023年4月)は月額課金します。
help.abema.tv
最近のテレビはABEMAボタンが付いているとのことで、ユーザー投稿型のyoutube、サブスク型のNetflixやAmazonプライム、広告型のABEMAとして棲み分けられているように思います。
大きなイベントでABEMAを見る習慣ができれば一気に定着するのではと思っています。先日の格闘技イベントが「それになるか?」と期待していましたが一発限りのイベントだとなかなか厳しいかと思います。決算資料によると1700万ユーザーが見たとのことですし、さらに今年はサッカーワールドカップが控えているため、約1ヶ月の間に多くのユーザーが視聴することが予想されるので、そこでの定着率はめちゃくちゃ注目しています。
ABEMAは今後も継続注視しますが、高いPERでも入る価値があるか?と言われるとまだ早いのでもう少し様子をみたいです。信用買いが溜まっている状態も含め上値が重いですね。。。何にせよ今後注目する企業と事業です。