先日第三四半期を確認しましたが通期の決算も確認します。
決算資料
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過去の業績推移
tyn-imarket.com
概要
・売上が昨期と比較して1.4倍に増えている(1061億→1470億)
・昨期は利益も大きくが上がったが今期は第二と第三四半期で大きな赤字となった
(メルカリは投資時期の途中なので利益ではなく売上を伸ばす段階だと認識しています)
数字
・メルカリJPのGMVは昨期から12%伸びている(8816億円)
・メルペイは1300万人が利用して本人確認済みが86%
(先日Zホールディングスの決算でPayPay社の本人確認数が1000万人突破と記載がありメルペイの方が本人確認した人の数は多いと見ています)
・メルカリJPの不正対策が13億円掛かっている
・メルペイの不正対策が4億円掛かっている
統括
メルカリJPのトップラインが第四四半期で減速しました。通期でGMVが9000億円近くまで来ていますが次の決算でこの数字がどうなるか?(続伸するか停滞するか)注目していきたい。メルカリShopsは店の数だけしか出てないため、思ったよりも伸びてないのではと感じています。資料を見る限りは単純に売り場を提供するだけでなく、マーケとか訴求のサポートなどまで盛り込んだサービスのようなので数字が出るまで期待します!
メルペイは通期で242億円の売上となっています。決済の回数や取扱高の記載がないのですが2020年の決算資料で1ヶ月の決済回数が2000万回と記載があり、売上が2倍に伸びているので単純計算ですが4000万回程度と予想しています。
メルペイの売上と決済回数の予想
年次 | 売上 | 決済回数(月) |
2020 | 125億円 | 2000万回 |
2021 | 173億円 | 2800万回(※売上の数字から予想) |
2022 | 242億円 | 4000万回(※売上の数字から予想) |
とてつもない数字ですが単純にシェアの高いP社(32億回)と比較しても意味がないので利益率が高いスマート払いにガンガン誘導して積み上げて欲しい!
決済事業において結局のところ利益の大きい後払いサービスでより多くの数字をあげた企業が勝つと思っています。2025年に2兆円規模まで市場が拡大する見込みで、他の決済事業者との争奪戦になります。その中で1000万人以上のユーザーが本人確認しているメルペイには強い優位性があるので優先度をつけながら攻めることを期待したいです。
前回の確認内容
zees.link