大幅高から調整への入り口_10,350,000(▲0)

8月に入ってからアメリカ株市場はインフレの減速と経済の続伸が数値から見てとれ大幅に株高となりました。指数に限って言えばほぼ全日プラスで終えたので急激に上昇しました。

騰落レシオも「買われすぎ」の数値まで到達して、VIXも20以下で推移していました。決算が一段落したことで指数が減速してきたように思います。先日ベアの投資信託を買ったと書きましたがしばらくは微減が続いていくと予想しています。

その根拠としては…

ジャンク債(HYG)が継続下落している

市場全体でリスクを避ける意識が強くなった。日本市場でも高成長株が下落して高配当株が伸びている

先週金曜日にビットコインが300万円を割った後で戻していない

これもリスクを避ける意識が強くなったサインと受け取ってます

ドルに対して円がさらに安くなった

今後のアメリカの金利上昇を見越して円が売られていると受け取ってます

Nasdaqと小型株(Russell 2000)の下落率が指数の中で一番大きい

6月まではNasdaqや小型株が他の指数と比較して下落率が大きかったが戻り需要で急騰していました。急騰していた分資金が減るのもここからかと思います

Nasdaqは6月から8月にかけて継続上昇しました。それは金利上昇局面でテック系の銘柄が一番下落率が高く、インフレ鈍化や金利上昇が緩やかになることを織り込んで相対的に安価だと判断されて買われていたと読んでいます。

6月から長期金利の上昇が止まっているのでFRBから利上げに対してタカ派(推進)のコメントが出ることを懸念して、売りに傾いていると感じました。

8月末から9月にかけて重要イベントが多数あるためイベントごとに適宜評価して、必要であれば売り買いしていきたい。全面安が来れば優良株だけを狙って全力で買います。

買う銘柄は「小型」「決算が良い」「1年前と価格比較して微マイナス、もしくは、プラス」の銘柄のみ見ています。MDBやDRVNなどは今年大きく下げましたが戻りも早いので下がったら買い増しを続けていきたい。いずれも綺麗な成長曲線が出ていて今後も期待できる事業のため毎日注視しています。

逆に決算の数字は悪くない、大幅に売られていたMQを戻り需要で買いましたが、さらに売り込まれています。インフレになり、アメリカの消費者は後払いを使って生活しているため、後払い系のフィンテック銘柄は「きちんと回収できるのか?」という懸念も踏まえて避けられてると思います。

アメリカで債権が大幅に増えているニュースも何度も出ていますし株価が上がるのは難しい!というか金利上昇局面でEPSがマイナスのMQやOKTAを買うのは無謀でした。。わかっているつもりだったけどもう少し冷静さが必要でした。