直近ではアメリカ市場が大きく下に動きました。昨年の金利上昇によって債券の価値が下がり、債券に投資していた銀行の業績が悪化して、それを見た預金者が慌てて預金を引き出したことで、銀行が投資していた含み損状態の株式や債券を現金化しなければならず、という負の連鎖となりました。
直近の指標を見ていると、、、
- 主要3指数は大幅に下落
- 恐怖指数(VIX)が2日で20%以上の急上昇
- 資金繰り懸念で小型株(ラッセル2000)の下落が大きい
- 金融セクターへの影響を懸念して早期利下げを見込んで長期金利が下落
- 直近のアメリカ2月の雇用統計は強かった
というような状況です。
個人の主観としては銀行破綻の対応が不透明だが、対応が長引けばジリ下げの相場だと予想します。3/14アメリカ2月CPIと、3/21のFOMCの結果次第では上にも下にも大きく動くのではと懸念しています。
直近の指標を見ると、市場の先行性がある小型株の下落が大きいため、しばらくは主要指数は下げると思ってます。これまでは株式に悪い経済指標が出た場合でもVIXは低い状態で推移していましたが、そこそこ高騰したので悪い指標が出たら下落幅が大きくなると思ってます。
またアメリカの長期金利が下落しているので、それと相関のあるドル円は円高に向かっていくと読んでます。なのでヘッジなしのETFや投資信託は短期的には厳しい局面が続くので、銘柄を出し入れしていきたい。
現時点ではニュースが出た後で市場参加者の動きでしかないので、来週のCPIや今月のFOMCで大きく市場が動くと思っています。それまではポジションをなるべく軽くしておくつもりです。