今年もシーズンが開幕して既に3試合が終わりました。遠藤選手がシーズン開始直後にリバプールに加入したため、今年も色々な見どころがありそうです!
特に注目しているのがウエストハム、バーンリー、リバプールです。
ウエストハムは元々堅守速攻のチームですが、降格したサウサンプトンからウォードプライズ選手を獲得して、精度の高いフリーキックも加わり、コーナキックからも得点していました。自分がプレミアリーグを見始めた2010年台はストークシティという身長が高くフィジカルゴリ押しのチームがいましたが、そんな古き良きサッカーが見れてすごく良いです。ウォードプライズ選手はプレミアリーグの累計直接フリーキックの新記録まで、後2ゴールに迫っているので今シーズン更新するかもしれません。現在のトップはベッカム選手だそうです。
バーンリーは元々マンチェスターシティに在籍していたコンパニ選手が監督になり、昨年は2部で圧倒的な強さで早々に昇格を決めました。今期はプレミアリーグでいきなり強豪と対戦していましたが、随所に良いプレーが見られたのでシーズンを通してどこまでやれるのか?大変楽しみです。ジェラード監督とかランパード監督とか、選手としては超一流でも監督として結果が出せていない人物がいる中で、コンパニ監督の采配にも注目したい。似たような年代のアルテタ監督との対決も注目!
リバプールは遠藤選手が加入したこともあり、ブライトンからマクアリスター選手を獲得したり、世代交代を進めているので今期どうなるのか注目しています。直近は退場者を出して負けている状態から逆転しているので、今年のコンディションは良さそう。
リバプールの試合を見ていましたがソボスライ選手は本当に素晴らしいプレーヤーですね。中盤の攻撃的な選手だけど、ボールを保持できて、全方位に満遍なくボールを供給して、運動量も多く守備もサボらない。22歳にしてハンガリー代表のキャプテンであることも納得です。今のリバプールの中盤はアルゼンチン主力のマクアリスター、ハンガリーのキャプテンのソボスライ、日本のキャプテンの遠藤という3枚なので、熟練度を高めてプレミア最高の中盤を形成してほしい!チアゴなど昨年の主軸が怪我から戻ってきたら、序列も変化すると思いますが、今後に期待します!
最後になりましたが、最近サッカーの中心地がヨーロッパから中東に移りつつあるのでは、と思っています。現在一番お金が集まっているのはイングランドのプレミアリーグだと思いますが、超一流の選手がサウジアラビアのクラブチームに移籍しているなど、時代の転換点に来ていると感じます。
以前でも30代後半の選手が高額の報酬によって中国のクラブチームに移籍するようなことがありましたが、30代前半や20代の選手でも中東に移籍していて、これまでとは違う流れを感じます。まだしばらくはヨーロッパが中心だと思いますが10年後はもしかしたら中東がサッカーの中心で、アジアチャンピオンズリーグがクラブチームの世界一を決める選手権になる日が来るかもしれない、と感じてます。
サウジアラビアなど石油資源で莫大な資産を保持していて、お金を使って選手を集めた場合、プレミアリーグもすぐに廃れてしまうのでは、と思うこともありますが、他の国のリーグにはないホームグロウン制度というものがあります。詳細は省きますが、自国のサッカー選手育成と、外国人選手が増えすぎないようにする制度であり、プレミアリーグは多数の資金が入っている状況でも、自国の選手育成をルールとして盛り込んでいます。そのためさらに大きなお金を使える国が出てきても、外国人選手は流出してしまうかもしれないけど、成熟した自国の育成制度から良質な選手が継続して輩出でき、結果としてリーグの勢いが維持できるのではと考えています。
サッカーもそうですが、お金で即戦力を買うだけでなく自前で育成できる環境を整備することが大切なんだと感じました。