昨年ベネッセホールディングスはMBOを発表しました。計画通りに進めば今回の決算を最後に上場廃止になる予定です。改めて決算を確認いたします。
数字だけみると昨年度同期比で減収減益となっています。売上はほぼ横ばい、営業利益は数%の減収となっています。
事業ごとに見ると国内教育が減速しているが、介護保育事業が大きく増収に戻しているような数字になっています。
国内教育事業は横ばいか、減速となっています。また、進研ゼミとこどもチャレンジは国内・海外どちらも10%を超える減少率となっています。補足資料をみると、進研ゼミ小学講座はまだ1000万人くらい在籍しているとのこと。海外のこどもチャレンジでも700万人ほど在籍があり、もっと少ないと思ってました。
特に成長事業として日本で大幅に伸びているUdemy社の動画学習は知名度も上がってきて、自分の周りでも利用している方が増えてきまいた。しかし、以前も書きましたが自分は教育系サービスとしてUdemyにおいて学習後の評価という視点で弱いと考えています。
例えばCourseraのようなサービスは、Udemyと同様に動画のコンテンツを視聴しますが、自分が受講した講座では、学習内容をレポートの形で提出することと、他の方が作成したレポートを読んで感想や指摘をすることが、講座となっていました。
Udemyも簡易テストの仕組みがありますが、学習したことを使ったり、身についているか評価する仕組みが圧倒的に足りず、現代の学習サービスとして必要な機能が実装できていないと感じます。
扱っている動画コンテンツは一番需要が大きいところに向けたものを扱っていて、実際に身につくよりは、動画を見て簡単に学べる、というのが重要なのかも。
とりあえず現代っぽく著名人やインフルエンサーにお金を払って、Udemyや、(グループじゃなくなったけど)ベルリッツで勉強する姿を発信してもらいましょう。ラファエルさんとかどうでしょうか。