はじめに
2025年12月、FRBはついに QT(Quantitative Tightening/量的引き締め)を終了 します。
これはコロナ後に膨らみ続けた米国のバランスシート縮小が止まり、市場に再び流動性が戻り始める ことを意味します。インフレに苦しんだ2022〜2024年とは明確に違うフェーズへ。このタイミングでフルインベストメント(フルポジション)に移行します
投資対象は以下の2つです
- 米国長期債(TLT)
- 米国ITメガテック(FANG+指数)
この記事では、なぜQT終了がそれほど重要なのか?なぜTLTとFANG+に投資するのか?その理由をわかりやすくまとめていきます。
QT終了は「金利相場の終わり」ではなく「流動性相場の始まり」
QTはざっくり言えば、FRBがバランスシートを縮小し、市場からお金を引き上げる政策。
これが止まるということは、
- 市場からの“資金吸収”が停止
- 債券市場の需給が改善
- 銀行の準備金が増え、金融ストレスが減る
- 株式市場の流動性が改善
という複合的効果を生みます。
特に重要なのは、QT終了は金利低下より先に効いてくる“流動性の改善”であること。市場にお金が戻る → リスク資産が買われるという極めてシンプルな構図。そして、この流れに最も反応しやすいのが長期債(TLT) とハイグロース(FANG+)です。
投資①:米国長期債(TLT) — 金利低下の恩恵が大きい
QT終了 → 流動性回復 → 債券需要増加というメカニズムが働きます。
さらに2026年には
- 景気減速の兆候
- FRBの利下げ局面
- “実質金利が低下する”可能性
が重なることで、TLTはリターンが期待できます。
投資②:FANG+(メガテック) — 流動性相場の“主役”
流動性が戻ると、まず買われるのが
- Apple
- Amazon
- Meta
- Tesla
- Nvidia
- Alphabet
といった 大型テックの“未来キャッシュフロー企業”。理由はシンプルで
- 流動性改善
- 長期金利低下
- リスク選好の高まり
この3つがすべて テック株の追い風 だから。特に2024〜2025年のAI関連投資ラッシュで、テック企業の成長余地はむしろ拡大しています。
なぜこのタイミングで「フルインベスト」するのか?
フルインベストへ踏み切った理由は3つです。
① FRBのQT終了は数年ぶりの巨大イベント
QTは市場の“逆風”でした。その逆風が止まるのは 5年に1度級のチャンス です。
② 債券と株式の両方が“追い風局面”に入る
TLT → 金利低下で上昇
FANG+ → 流動性回復で上昇
2つの資産クラスが同時に伸びる局面はレア。
③ リスクとリターンのバランスが最も良いタイミング
2025年時点ではインフレ期待は落ち着き、景気後退シグナルも点灯し始めています。この環境は
債券 → 下値限定
株式 → 上値余地あり
という絶妙なバランス。
まとめ:QT終了は“市場の空気”が変わるタイミング
FRBのQT終了は、ニュースの一部ではなく 市場の潮目 が変わる瞬間です。
- QT終了
- 流動性回復
- 金利低下サイクル
- テック企業の再加速
- 債券の本格上昇局面
これらがシンクロするのは極めて稀。だからこそ FANG+ と TLT へフルインベスト します。